お食い初めの日程や準備がひととおり終わって、いざ本番!という時に忘れがちなのが、「飾りつけ」です。写真スタジオで記念撮影できればいいですが、そんな予算に余裕がないのが現実。最近では、壁にウォールシールやマスキングテープだけでなく、バルーンやガーランド、ハニカムボールで飾り付けして、その前に赤ちゃんをお座りさせ写真撮影をしてSNSに投稿しているママが沢山いらっしゃいますので、準備に余裕がある方は飾り付けも準備してみてはいかがでしょうか?お部屋や壁への装飾だけでなく、鯛やお料理もちょっとひと手間加えるだけで、記念写真がぐっと素敵になりますよ。
お食い初め料理のどこに飾りつけするの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。ケーキやデザートに飾り付けする事はあっても、お料理に飾り付けをする事はあまりありませんよね。しかし、お食い初めを始めとしたお祝い事では一工夫するだけでお料理が華やかになります。
お食い初めのお祝い膳の中でも一番ボリュームがあり、見栄えするのが「祝い鯛」です。そのお食い初め用の祝い鯛を焼いてそのまま器に置くだけでももちろんいいのですが、ちょっとひと手間加える事でより豪華になります。その方法としては、まずは鯛を置く器を工夫します。お祝い感を演出できるような綺麗な敷き紙を敷いたり、季節感もでて彩りも良くなる季節の葉を鯛の下にあしらったりします。また、鯛自体に飾り付けをするのもいいでしょう。尾ヒレに飾り付けするだけで立派になります。
祝い鯛とはお食い初めをする際に用意する、祝い膳のメイン料理として用いられる焼き魚の鯛のことです。鯛は縁起物という事はご存じの方はいらっしゃるかもしれませんが、なぜ、お祝いの席で食べられているのかと言うと、「めでたい」の語呂合わせや、赤い色が昔から邪気を払う色とされていた事、長生きするものでは40年以上も生き続け縁起がいい事、そして更には味も良いという事からお祝い事には欠かせない魚となっています。お祝いの席では尾頭付きの鯛を用いる事が多く、魚本来の姿が(切り身ではなく)縁起がいいとされています。
鯛を飾るといってもパッとすぐに具体的なイメージが出来ない方も多いはず。お祝いの席などでよくみかける鯛にはエラの辺りや尾ヒレに飾りが付いて、鯛の下には敷き紙や懐敷(かいしき・掻敷と書き記す事もあるそう)があり、立派な器に盛られている、といったところでしょうか。鯛の盛り付け、飾り付け、敷き紙についてご紹介致します。
鯛はメインになりますので、メインに相応しい大きな器や、鯛が華やかに見える器を選ぶといいでしょう。鯛を置く向きは頭を左に、尾を右に向けるのが良いとされています。
大皿や漆塗りのお盆、竹素材のざるや竹で編んだかごなどがおすすめです。
懐敷とは日本料理に使われる食べ物を乗せる器のうえに敷く物で、季節感や清潔感を表すものです。本来は木の葉や木の皮を使用していたそうですが、現在は紙やフィルムのものも多く利用されています。
紙掻敷を使用する際の折り方には慶事用(吉)と弔事用(凶)の2種類があります。折り方で全く意味が異なりますので間違えには注意しましょう。
・お祝い膳(吉)の場合は、お料理(鯛)を乗せる部分が表面になるように、まず裏面を上にして懐敷を机に置きます。それを横半分に折るように下から持ちあげ、角どうしをぴったり合わせるのではなく、左下の角を右側にずらします。弔事(凶)の場合には、慶事と似ていますが、逆側の右下の角を左側にずらします。
写真 左:紙掻敷の見本(表面) 中央:慶事用の折り方 右:弔事用の折り方
敷き紙にはたくさんの種類がありますが、和紙や紅白紙、表裏で紅白になっているもの、四方紅紙(縁が赤いもの)を選ぶと良いでしょう。ただ、購入しても敷き紙を使う機会はそんなに多くないかと思いますので、千代紙や天ぷら用の敷き紙などを敷き紙として使用してもいいでしょう。
日本では昔はお皿の代わりに植物の葉などを使用していました。現在でも和食の料亭などでは料理に添えたり、お皿に青掻敷を乗せ、その上にお料理を盛りつけたりしています。季節の葉を使うとよいとされています。
*南天
赤飯の上にも乗っている南天の葉は「難を転じる」という意味から魔除け・厄除けの意味があります。
*裏白(うらじろ)
葉っぱの裏側が白い事から、「白髪になるまで長生きする」と言われ長寿の象徴とされています。
*千両、万両、菊
お正月の縁起物としても用いられる縁起のいい花・樹木とされています。
*笹
神様が宿る神聖な木とされ、その葉には優れた殺菌効果もあります。
鯛の飾りについては、通販サイトで買えるお店があったり、大きなスーパーや雑貨屋さんなどで販売している場合もあります。尾ヒレにつけるヒレ飾りには水引がついているものが多く、鯛がより豪華になります。近くのスーパーに飾りが無い場合などは手作りのものを工夫して飾り付けるのもいいでしょう。その場合には自宅にあるご祝儀袋の水引を利用したり、千代紙で折り鶴を作って飾るだけで雰囲気が増して素敵になります。もし和風の小物などをお持ちでしたら、それらを飾るのもいいでしょう。
飾り付けは出来る範囲でいいと思いますが、写真を見返した時に背景やお食事が豪華に飾られている方が素敵ですよね。おじいちゃん、おばあちゃんが遠方に住んでいて、お食い初めに参加出来ない場合などは、素敵な写真を撮って赤ちゃんの生後100日の成長を報告するとともに、家族の思い出を報告すれば喜ばれますよ。
忙しいママやパパにも嬉しい飾り付けのセットが最近では100円均一(100均)で揃えられるものが多くなってきています。大きな「100日」の文字のバルーンを壁に付けるだけでも一気に華やぎます。そこに風船やガーランドなどカラフルな色を飾れば賑やかに、モノトーンで統一すればおしゃれな空間が出来上がります。ハニカムボールはボリューム感も出て、作り方も簡単なので時間のある方はチャレンジしてみるのもいいかもしれません。赤ちゃんにお兄ちゃん、お姉ちゃんがいれば紙で作れる飾りを家族で一緒に作って楽しめます。雑貨屋さんなどにもペーパーフラッグのセットになっているもの等、色々な飾りがあるので、自分好みの飾りを探すのも楽しいですね。お食い初めを堅苦しく考えずに赤ちゃんと一緒にお祝いを楽しむのは大事なことです。
飾りつけまで準備が出来ない、という忙しいママは、お食い初めのお料理や歯固めの石や祝い箸と鯛のお飾りがセットになったものを仕出し業者へ注文するのがおすすめです。お祝いに集まった大人の分のお料理がセットになった商品もあるので、大変な部分を省いて手間をかけずにお食い初めを行う事が出来ます。
お食い初めセット一覧を見る
一言に「飾り付け」といってもお料理からお部屋まで飾りつけする部分はたくさんですね。お料理を手作りするだけで精いっぱい、なんてママもたくさんいらっしゃると思います。時間に余裕がある方は装飾小物の作り方を調べたり、どのお店にどんな飾りが売っているのかを確認しておくといいでしょう。そして当日は、儀式としてお食い初めをのお祝いをするだけではなく、一生に一度の大切な思い出を記念写真やビデオに収めてくださいね。
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