お食い初めは誰とお祝いする?みんなが喜ぶ3つのパターン

お祝い行事のお食い初めをする方は、当日のお祝いの日には誰を招待しよう?と悩まれてはいませんか?お宮参りをやらなかったから初節句だし、赤ちゃんのお祝い事だから盛大にしたいという方や、祖父母は遠方に住んでるから、家族三人でお家でゆっくりお祝いしたい、せっかくだから近くのいいホテルに泊まってお祝いしようか、なんて方まで、各家庭の都合により色々あるかと思います。そこで今回の記事をみて、お悩みの方の参考に少しでもなれればと思います。

 

誰と祝うのが正解?お食い初めの儀式の3つのパターン

祝い事や行事には昔からの伝統がありますが、必ずしもそれ通りにやらなくてはいけないという事はありません。大まかに3つのパターンに分けてみました。

1)パパとママ双方の両親を呼んで行う

赤ちゃんのおばあちゃん・おじいちゃんにあたるママ・パパの御両親は、かわいい孫にはたくさん会いたいはず。なので、招待をする際には片方の両親だけでなく、まずは両親・義両親ともに招待してみましょう。両親の都合を合わせる必要がありますが、お食い初めは両家の両親を呼んで行う家庭が多いようです。双方の両親が出席する場合には、赤ちゃんに料理を食べさせる真似をする役割は、家族の中でいちばん長生きしている年長者の方が役を務め、その人の事を「養い親(やしないおや)」と呼びます。赤ちゃんが男の子なら男性が養い親になり、女の子なら女性が務めるとされています。

2)パパとママ、赤ちゃんのみで行う

双方の両親の都合が合わない場合など、パパとママ、赤ちゃんだけでお食い初めを行う家庭も多い様です。その場合は、場所や日程を決めるのは夫婦の予定次第なので、予定を立てやすいです。後日、お食い初めの時の写真を祖父母に送ったり、またの機会に食事の席を設けて当日のムービーをお見せしてもいいですね。

3)親戚も呼んで行う

お食い初めは賑やかに行いたいというご家族も多いので、その場合はパパとママの祖父母や兄弟など親戚をたくさん呼ぶのと賑やかになるのでいいでしょう。大勢の人を招待する場合はあらかじめ双方の両親と相談しておくのがおすすめです。昔は親戚や知人なども招いて大勢で行われていたり、親戚同士が集まる機会としてお食い初めを行う家庭もあるようです。高齢の親戚がいらっしゃる場合には、食事のメニューに気を配ったり、送迎の手配、椅子が必要かどうかなど事前に確認しておく事が大切です。

 

お食い初めの儀式はいつ、どこで行う?

お食い初めとは「一生食べ物に困りませんように」とゆう意味を込めてごちそうを食べさせるマネをする、昔から日本に伝わる行事です。お食い初めを行う時に招待する人数が決まったら、その日程やお祝いとお食事をする場所も早めに決めておくと安心ですね。では、お食い初めはどこで行えばいいのでしょうか?

●お食い初めを行う時期

一般的にお食い初めは生後100日目前後に行うものとされています。その為「百日祝い」とも言われています。ただし、厳密な決まりはなく、地域によっては生まれてから110日目や120日目に行うところもあり、様々です。お祝いの時期をずらして生後30日頃にお宮参りと一緒に行う家庭もあります。早くから調整し、参加者が集まりやすい日程を選んで行うのがいいでしょう。

●お食い初めを行う場所

お食い初めを行う生後三カ月は出産を終えて、やっと日々の生活リズムがつかめて落ち着いてきたというママも多いのではないでしょうか?お祝いする場所は主に2つに分かれます。

・料亭やレストラン、ホテル

お店ではお食い初め用のコースや会食プランを用意しているお店がありますので、それを利用すれば料理の準備や後片付けをする手間が省け簡単に出来るというのがメリットです。赤ちゃんが一緒だと外食するのにも荷物が多くなってしまったりママは大変なので、大人が大勢集まれる場合の外食だと、ママもいいリフレッシュになるでしょう。

・自宅

ご自宅の場合はお店探しをする手間がなく、周囲の方々に気を使う心配がなく、お食い初めを行うことができます。赤ちゃんがご機嫌ナナメでぐずってしまったときに寝かせたり、オムツを替えたりしやすいので安心です。お食い初めのお祝いを家族だけでする方は、自宅で行うケースが多い様です。またパパやママの実家が近いと実家へお邪魔してお祝いする方もいます。その場合の食器や料理は親と自分達で作ったり、仕出し屋を利用したりと当日に向けて準備が必要です。

 

自宅でお食い初めを行うときに用意する主なもの

自宅でお祝いを考えている方は用意するものがありますので、用意する必要があるものと家にすでにあるものを事前に調べておくといいでしょう。

●祝い膳

一汁三菜は和食の基本と呼ばれていて、祝い膳もそれを基にメニューを用意します。尾頭付きの鯛(魚)、赤飯、汁物、香の物があるといいでしょう。また縁起物の食材を使った煮物もよく用意されます。自分で食材の買い出しして料理を作るのも、仕出し屋を利用するのもいいでしょう。仕出し屋の場合には歯固め石や食器、祝い箸などの付属品がセットになっているものもあります。

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●食器

伝統的には高足のお膳に漆器を用意し、男の子と女の子によって器の色が変わります。最近ではお食い初め器のレンタルができるサービスもあり、100日お祝いの為に購入しなくても大丈夫です。昔のしきたりでは母方の実家からお食い初め用の食器を贈っていたようですが、近頃では木製の器やベビー用のお気に入りの食器を使用する方も多いようです。

●歯固めの石

お食い初めのご飯を食べさせるまねが一通り終わったら、最後に「丈夫な歯が生えてくるように」という願いを込めてから、歯固めの儀式を行います。その時に使用する小石の事を「歯固め石」と呼びます。歯固めの儀では、祝い箸と呼ばれる縁起のいい箸を用意し、石に軽く箸先を当てた後に赤ちゃんの歯茎に箸先をそっと当てます。歯固め石はお宮参りの際に神社で貰える地域もあるようですが、無い場合は氏神様のいる神社の境内や河原などで小石を拾い、きれいに消毒して使っても良いでしょう。

正直屋のお食い初め 鯛伊勢海老膳の写真

鯛・伊勢海老膳

あなたの家のお食い初めは誰を呼ぶ?

お食い初めに参加する方のイメージはつきましたか?家族三人だけでも、赤ちゃんからみたおじいちゃん、おばあちゃんを呼んだり、伯父さん叔母さんを呼んで賑やかなお祝いにしたりとやり方はお家によって様々だと思います。パパやママはもちろんですが、親戚の方から見ても子どもの成長は嬉しい事です。儀式の時のお祝い膳の煮物や赤飯、参加する方分のご飯は献立をイメージしてから自分で手作りするのも良いですし、当日は写真撮影もあり順番もいろいろと大変、なんて方は仕出しや出前を注文してお家に宅配してもらうのも良いですね。すでにお食い初めが終わった友人に相談してみるのもいいでしょう。大切なのは赤ちゃんをお祝いする気持ちなので、お母さんやお父さんの負担にならない程度に風習に習いながら無理なくお祝いしましょう。

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