お食い初めは日本に古くから伝わる儀式ですが、最近では「お食い初め」という言葉・行事を知らない人も少なくありません。ママは赤ちゃんが生まれる前から色々調べているかもしれませんが、パパは直前まで知らなかった、という家庭もあるのではないでしょうか。日本以外で海外ならではの行事もあるかもしれませんが、お食い初めのような行事はあるのでしょうか?また、旦那さまのお仕事の都合などで海外にいて、そのタイミングで赤ちゃんが生後100日になった場合にはどうするのか、説明いたします。
日本と同じアジア圏の中国でも、赤ちゃんが100日を迎えた日にお祝いをするようです。
中国では赤ちゃんが生後100日を迎えたことを「百歳」と呼び、お祝いをするそうです。まだ0歳なのに百歳と呼ぶのには、「赤ちゃんが100歳まで生きられるように」という願いが込められているそうです。日本のお食い初めも生後100日前後や120日目にお祝いをしますので、100日目という区切りは一緒ですね。家族や親しい友人などを招待してお祝いするそうです。
中国の百日祝いでは両親が赤ちゃんに人生で初めての剃髪(ていはつ)を行うそうです。剃った頭髪で「胎毛筆」と呼ばれる筆を作る風習があり、一生に一度しか作れない貴重な筆は、記念品として大切に保管する風習が受け継がれているそうです。
日本では2003年頃から韓流ブームが起こり、韓国のアイドルグループが日本で活躍していたり、反対に日本の俳優や女優、タレントなどが韓国で活躍していたりします。しかし、赤ちゃんのお祝い事では何をするのか知らない方がほとんどではないでしょうか。
ペギルとは100日記念日のことで、赤ちゃんの生後100日だけでなく、カップルの100日記念やお店の開店100日記念なども含まれるそうです。お祝いでは、赤ちゃんが生後100日まで無事に生きられたことへの感謝を込めてお祝いします。子どもに民族衣装を着せて、家族でご飯を食べたり、写真を撮ったりして過ごすようです。お祝いの台座にお餅や果物を飾る風習があるそうで、赤ちゃんには「ペギルハンジ」という小さな金の指輪などが贈られるようです。日本では正式には男女で色が異なる漆器を使用しますが、台座はそれと同じような感覚かもしれません。
韓国ではお祝いごとにお餅が使われることが多いそうです。100日祝いでは2種類以上のお餅を用意するようで、白いお餅の「ペッソルギ」と、小豆入りの「ススパットッ」が定番になっているようです。白いお餅には「神聖さ」や「純潔さ」などの意味が込められて用意されているようです。小豆は日本の赤飯にも使われていますね。日本では一汁三菜の御膳を準備するので、魚や煮物、吸い物や紅白なますなど、献立では日本の方が準備するものは多そうですね。
ヨーロッパでは、昔からお食い初めに似た風習がありました。その風習が日本にも伝わり、今でもその文化が知られています。
ヨーロッパでは、赤ちゃん誕生の際や、キリスト教の洗礼式のときに銀のスプーンを贈る習慣があり、日本のお食い初めと同様に「赤ちゃんが一生食べ物に困らないように」という願いが込められ贈られています。その文化が日本にも伝わり、出産祝いなどで銀のスプーンを贈る人もいらっしゃいます。
銀は魔除けとして使われてきた素材なので、銀のスプーンは赤ちゃんの幸せを祈る縁起の良い贈り物として知られています。ヨーロッパには「銀のスプーンをくわえて生まれる」という慣用句があり、「裕福な家の子どもとして生まれる」という意味があります。
日本でのお食い初めの文化を知っている方は、もし海外に住まわれていてもお祝いをしてあげたい、と思う場合もあるかと思います。そんな場合、どのようにすればいいのかお伝え致します。
海外にある日系スーパーでは、日本の商品が取り扱われているので、比較的日本と同じような材料でお食い初めの料理を作りやすいでしょう。店舗の品揃えによっては、必要な食材が調達できない可能性があるので、事前に必要なものが売っているかどうか確認しておけるといいでしょう。
お食い初めセットを海外まで配達しているサービスがあるようなので、調べてみるといいでしょう。注文すれば海外で揃えるのが難しい和食器や、尾頭付きの鯛のような食材を届けてもらえるので非常に便利です。海外で本格的なお食い初めをしたいときにおすすめです。祝い膳を用意する際のお膳(食器)は女の子と男の子で色が違いますので注意しましょう。しかし、離乳食の時に使用できる一般的な食器セットでもかまいません。
日本に住んでいれば、近所のスーパーや通販サイトで色々揃える事はできますが、海外だと全てを日本の物で揃える、というのはなかなか難しいかもしれません。例えば、歯固めの儀式に使用する歯固め石は梅干しや栗で代用するなど、あまり無理せずに似た食材を探したり、用意できるものだけ用意してお祝いしたり、その国の文化にならったお祝いをしてみるのもいいかもしれません。また、日本に家族や友達がいるようであれば、送ってもらう様にお願いしてみたり、遊びに来るタイミングがあるのであれば、その時に一緒に持ってきてもらう事もできますね。
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