お食い初めの事を調べていると、お祝い膳のメニューの写真や儀式のやり方などはすぐに出てきますが、実際にお食い初めをした方が貰ったお祝いの品物についての写真はなかなか出てこないのではないでしょうか?その為、こんな頂き物をした場合にはどうすればいいのだろう?と悩んでしまう場合も。結婚祝いや出産祝いでは、お祝いの品をいただいたら内祝いとしてお返しするのがマナーです。ではお食い初めの場合はどうすればいいのか、ご紹介していきます。
お食い初めのお祝いにお返しは必要?
お食い初めの生後100日目が近づいてきて、お祝いの品をいただいた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?その場合はどうすればいいのか参考にしてください。
お食い初めに参加する方からお祝いをもらった場合
お食い初めのお祝いの贈り物をいただいても、お返しは基本的に不要です。お食い初めの場合には、お祝い当日の食事でお客様をおもてなしする為です。
お食い初めに参加しない方からお祝いをもらった場合
遠方に住んでいるおじいちゃんおばあちゃんや、お祝い当日に都合が悪く参加できない方からお祝いをいただく場合もあるでしょう。その場合は、お礼の気持ちを込めてお礼状や菓子折りなどの贈り物をするといいでしょう。その際には「内祝い」の熨斗をつけてもいいでしょう。
お食い初めでいただくことの多い贈り物
お誕生日プレゼントを贈る場合は、自分の好きな物や相手の好みの物を選ぶかと思いますが、御祝の内容により、贈る物や金額も変わってきます。お食い初めでいただくことの多い贈り物とはどんな物があるのかご紹介致します。
お食い初め用の食器
お食い初めに使用する器については、赤ちゃんの母方の祖父母がお食い初め用の漆器で出来たお祝い膳を贈る習わしがありました。近年でも食器をお祝いに贈る方がいらっしゃいますが、漆器ではなく、木材や竹材を使用したナチュラルな器が人気も高く、その他にも一般的な離乳食用の食器がセットになっている物を贈る方もいらっしゃいます。
銀のスプーン
銀のスプーンには魔除けやお守りの力があるとされていて、欧州の文化でお食い初めの際には、銀のスプーンを贈る風習があり、それが日本にも伝わってお祝いで贈られるようになりました。「将来食事に困らないように」という意味も込められています。日本のお食い初めでも「一生食べ物に困りませんように」と願いが込められていますので、親が子供の成長を願うのはどこの国でも同じですね。
お祝い金
ご祝儀として赤ちゃんの両親に現金を贈る人もいらっしゃいます。その場合の相場は5,000~10,000円くらいです。
お返しの贈り物の例
食事会のほかに、何かお返しの品物を贈りたい、と言う方もいらっしゃるかもしれません。その場合には何がいいのか参考にしてください。
お食い初めの記念写真
お食い初め当日に残念ながら来られなかった方もいらっしゃると思いますので、お食い初めの最中の家族が映った写真を贈るのは喜ばれると思います。
写真だけではちょっと味気ないので、フォトフレームにお子様の写真を入れて贈ったり、デジタルフォトフレームに笑った顔や泣いている顔など様々な写真を登録して一緒に贈るのも、大変喜ばれるかと思います。
デジタルフォトフレームなら、ムービーを再生できる機能が付いているものもあるので、それにすればお食い初め当日の様子を伝える事も出来ます。
菓子折りや日用品
相手に気を遣わせないよう、菓子折りやちょっとした日用品を贈るのもいいでしょう。金額は貰ったお祝いの3分の1から半額くらいが目安となっています。その場合には内祝いの熨斗を付けて贈るといいでしょう。表書きは内祝いとし、熨斗紙には子供の名前を書きます。
お返しに添えるお礼状の書き方
お返しの品を通販などで購入してそのまま贈るのは手間がかからずいいですが、そこに手書きのお礼状が一枚あるだけで、温かみがでますので、余裕のある方はお礼状を添えるのがおすすめです。
お礼状とは
感謝の気持ちを伝えるお便りのことをお礼状と言います。いただいたお祝いにお返しをする場合は、お礼状を添えると良いでしょう。身内に送る場合は、かしこまった文章でなくても、普通のお手紙を書く感覚で大丈夫です。そのお礼状の中にお食い初めのときの写真を同封すると相手に喜ばれるでしょう。
お礼状に書く内容の例
冒頭部分は一般的なお礼状の文章と同じですが、まずは時候の挨拶→お祝いへのお礼→お食い初めが無事に終了したことの報告→お返しの品を贈る旨→結びの言葉、というように順序を立ててすっきりまとめましょう。
お食い初めのお祝いには基本的にお返しは不要
お祝いをいただくのは大変嬉しい事ですが、その後の内祝いを準備するのもなかなか大変ですよね。それを考えるとお食い初めは基本的にお返しを用意する必要はなく、お祝い当日の食事会でのおもてなしで済むので、気持ちが楽ですね。